【国際文通プログラムレポート】
■参加校・団体 ①12/19 臨川小学校から、FOCO宛てに、カードを作成 |
臨川小学校&カンボジアFOCO① - 渋谷区臨川小学校Part1
日時 : 2012年12月19日 10:25~11:50
場所 : 渋谷区臨川小学校
授業内容 : 文通相手(FOCO)の紹介と、グリーティングカード作成のお手伝い
カレドからスタッフ3名を派遣。
■使用したもの・用意したもの
✓カンボジアおよびFOCO紹介のスライド
✓A4サイズの、グリーティングカードテンプレート
表…英語の住所をなぞれるようにし、4行程度の短い挨拶文が書ける欄、顔写真を貼れるスペース
裏…日本の文化・季節(凧あげ、桜、お月見、梅雨、雪だるま)を表したぬり絵
✓英語の簡単な例文&単語と対訳のプリント、アルファベットの書き方プリント
✓インスタントカメラ(カードに貼る顔写真用)
■授業詳細
1.カンボジア紹介 10:25~
大きなモニターの映像と共に紹介する。
映像は「世界地図でカンボジアの位置」「国旗」「町並み」「アンコールワットの遺跡」「カンボジアの人」「食べ物」「住居」。
アンコールワット遺跡に掘られた巨大な顔に、とても大きな反応があった。高床式住居にも、とても興味を示していた。
カンボジア母語であるクメール語、ありがとうの意味の「オークン」を教え、みんなで「オークン!」と繰り返してみる。
子どもたちにとってカンボジアは、縁遠い国のひとつであったが、映像紹介が進むにつれ、すんなりと受け入た様子。
2.カード交換の相手、カンボジアの児童養護施設FOCOの紹介 10:40~
FOCOの子どもたちの集合写真をモニターで見せる。
すると、写真の中の子どもの一人がビデオゲームのキャラクター”マリオ”の描かれたTシャツを着ているということに、子どもがすぐ気づく。どれどれ?と子どもたちがモニター前に集まる。
興味の対象が同じであるという小さな共通点を、子どもたちは、意識はせずとも自然と感じ取っているかもしれない。
3.カード作成 10:50~
カレドが用意したカードを配り、書き方を説明。まず子どもたちは、カードに自己紹介を英語で書く。
配布した例文プリントを参考にしながら、子どもたちが書いた英語は、「Hello」からはじまり、「My name is ~」「I like~」と続く。
子どもたちは、英語をあまり理解せずに、例文をそっくりに模写する感じで書いている。
英語理解は目的ではなく、「英語に触れること」と、その英語が実際に相手に伝わることで、英語を学問でなくコミュニケーションのツールであるということを、肌感覚で感じてもらいたいからだ。
4.写真撮影
カードの表には、顔写真が貼れるスペースがあり、その写真撮影をする。
すぐに写真が出来上がるインスタントカメラを使用。
子どもたちのカード作成中に、スタッフが机をまわり、その場でひとりずつ写真撮影。
カード完成後は、教室の後ろで集合写真を撮る(カンボジアの子どもたちへの紹介用)。
5.FOCOへの質問
授業後であったが、先生を通して別途、2年生の子どもたちから、FOCOの子たちに聞いてみたい質問を募ってみた。
- カンボジアの学校では何を勉強するの?
- 好きな食べものは何ですか?
- どうしてそんなに絵が上手なの?
同じ年頃の子どもたちが、カンボジアではみんなどんなことをして、何が好きなのか、興味をもったようだ。
FOCOへ訪問した際に、みんなに聞いてみたいと思います。
■今回の感想
子どもたちはとても楽しみながら授業に参加してくれた。
授業はほぼ予定通りだったが、カード作成に時間がかかってしまった。子どもたちの、ひとりひとりの作業時間がちがうので(英文をきれいに書く子、色塗り、絵に時間をかける子など)、今後は考慮して時間を組みたい。
子どもたちは、カンボジアについて、それぞれが何かしらの印象をもってくれたようだ。カンボジアの子どもたちから、返信を受け取ることで、さらに親しみをもってカンボジアを感じてくれるだろう。
事前打ち合わせ時に、クラス担任の先生から頂いた具体的なアドバイスが(教材や話す内容など)、大変役に立った。子どもたちへの対応など、今後、担任の先生との意見交換(改善点やご要望、その他気付いた点等)を行い、より良い授業を行えるように改善していきたい。
<全体を通しての効果・総評>
⇒授業最終回(2/4)のレポートをご覧ください。